2018シーズンより取り扱いを始めた異色のビーチサンダル「JOJO」の紹介。
JOJO Naitou のサンダルを手がける「祇園ない藤」
着物が日常着だった時代。明治初期創業の老舗です。
かつては、庶民に愛されてきた草履や下駄という履物。
着物が特別な物になった今では、草履や下駄も特別な履物になっています。
そんな現代に、着物好きの間では羨望の眼差しを向けられるのが、「祇園ない藤」の草履です。
現在では、草履や下駄をルーツとするビーチサンダルが、世界中で愛される履物です。
海から山まで、誰しも一度は履いた事があるのではないでしょうか。
そんな、歴史的とも言えるビーチサンダルという履物を、老舗履物匠「ない藤」が新たに描き直しました。
それが「JOJO Naitou」の始まりとなります。
JOJO Naitouは活動的な行動を可能にする一足です。
それは、日本人の古くからのライフスタイルに起因します。
農業が多く盛んな地で農耕具の一部として発達してきた履物。
前かがみの姿勢を支える役割や、農作業用に活発な動きをサポートする役割を果たしていました。
そういった動作を行うためには、指の股に力が入り掴む力が出るような履物である必要性があります。
古くから日本人が行ってきた動作を分析し、現代のテクノロジーを落とし込む。
そうして作られた一足がJOJO Naitouのサンダル。
指股にしっかりと力が入り重心を下げて体を使うことができる特徴をもつサンダル。
スタッフ3名が実際に着用していますが、活動的に動く皆が口を揃えて言うのは、「疲れない」という事実。
実際に数日履いてみての感想は、サンダルというより、スニーカー的な安定感のあるということ。
それと、一日が終わって違う靴を穿くと、少し違和感がある。
JOJO Naitouのサンダルを着用することで、自然と前かがみの姿勢になっていた事が分かる瞬間。
JOJO Naitouのサンダルは、ソール、前つぼ、鼻緒、それぞれのカスタマイズが可能なのもユニークです。
夏のサンダルは使い捨ての感覚がありましたが、これなら愛着を持って永く楽しめそう。
交換するときに色を変更してみたり、そんな遊び心にも対応します。
当店でも5年以上の取り扱いとなりましたが、
修理し、長く愛用していただいているお客さまが多数。
やっぱり夏はこれじゃなきゃ、って言っていただくことが非常に多い一足です。
今年も店頭に並びました。まだの方は、ぜひお試しを。